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ZenmuTech、データ分散型の仮想デスクトップソリューション「ZENMU Virtual Desktop」
2019年5月20日 14:29
株式会社ZenmuTechは20日、秘密分散技術を利用してPCからの情報漏えいを抑止するデータ分散型仮想デスクトップソリューション「ZENMU Virtual Desktop(ZVD)」の提供を6月に開始すると発表した。
ZENMU Virtual Desktopは、従来の画面転送方式と異なり、データ分散方式による仮想デスクトップソリューション。ユーザーデータは秘密分散技術により一片をクラウドに、もう一片をローカルディスクに分散保管し、データ利用時のみPC上で復元される。それぞれの分散片は意味を持たないため、盗難・紛失などで各分散片が流出したとしても、情報の漏えいが発生しない。
クラウド側の分散片アクセスを停止するだけで元データを物理的に復元する事ができなくなるため、確実にデータを保護することが可能。クラウド上の分散片アクセスをコントロールすることで、一時的にデータの復元を禁止でき、紛失したPCがそのまま発見された場合には、再びアクセスを許可すればそのまま業務を継続できる。
CPUやメモリ、OS、各種アプリケーションなど、ユーザーデータ以外のPCリソースはすべてローカル環境を利用するため、アクセス集中やネットワーク環境の不具合などによるパフォーマンスへの影響は受けず、既存の仮想環境には対応していないアプリケーションの利用も可能。オフライン機能の利用により、事前登録したスマホやUSBデバイスとの連携により、クラウド環境にアクセスできない場合でも業務を継続できる。
サービスの価格は月額780円(税別)。契約期間は1年単位。クラウド基盤を利用したサービスのため、サーバーの新規購入や構築などの作業は必要ない。クライアントアプリケーション動作環境はWindows 10 64bit版(バージョン1709以降)。