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日立、Boxを利用したクラウド型ファイル管理・共有サービス「活文MIES Box連携ソリューション」

 株式会社日立製作所(以下、日立)は16日、米Boxのオンラインストレージ「Box」と日立の情報共有クラウドサービス「活文Managed Information Exchange Service(MIES)」を連携させ、クラウド型ファイル管理・共有サービス「活文MIES Box連携ソリューション」として提供すると発表した。ライセンス販売のみならず、各種導入支援サービスもあわせて提供する。価格は個別見積もり。

 日立では2018年1月に、Box社の日本法人であるBox Japanと「Box」の販売代理店契約を締結しているが、今回、Box Japanとのパートナーシップを強化。両社の実績あるサービスを連携させたソリューションとして提供開始するという。

 その「活文MIES Box連携ソリューション」は、「活文MIES」のチャット形式でのコメント投稿と、容量無制限でファイル管理できる「Box」により、電子掲示板上でコメントとファイル共有を組み合わせ、シームレスなコミュニケーションを実現するソリューション。

 マルチデバイス対応やセキュリティ機能により、インターネット経由で、どこからでも安全にファイルへアクセスできる点も特徴で、「Box」のファイル暗号化機能などによりクラウド上のデータを保護するだけでなく、「活文MIES」のDRM(デジタル著作権管理)機能を利用し、クラウドからローカルにダウンロードしたファイルも保護することで、高レベルなセキュリティ環境を一貫して確保できるとした。

 日立は、Box Japanとのパートナーシップを強化し、「Box」と連携したソリューション開発を加速させるとともに、エコシステムと連携した共同展開を推進する考えで、Box販売パートナー各社とも連携しながら、このソリューションを幅広く展開するとのこと。

 また今後は、「Box」のAPI公開によりソリューション開発を容易にする「Box Platform」を活用し、調達・設計・販売業務において企業間取引を支援する「TWX-21」など、日立のクラウドサービスとの連携ソリューションを拡充するとしている。