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ウォッチガード、MSP向けにセキュリティ管理とレポーティングを一元化する「WatchGuard Cloud」プラットフォームを発表

 ウォッチガード・テクノロジー・ジャパン株式会社(以下、ウォッチガード)は18日、マネージドサービスプロバイダー(MSP)向けに、セキュリティ管理とレポーティングを一元化する「WatchGuard Cloud」プラットフォームを発表した。

 WatchGuard Cloudは、MSPのサポートを念頭に、マルチティア、マルチテナントのアーキテクチャで構築されたプラットフォーム。MSPは数やタイプに制限されることなく顧客アカウントを作成、運用でき、テナント別、および情報へのロールベースアクセス権限ごとにデータを分離できる。

 プラットフォームでは迅速かつ自動でコンピューティングおよびストレージ要件に対応でき、ハイパフォーマンスを維持しながらテラバイト級のデータを活用したレポートを数秒で作成し、知見のサマリーを提供できる。

 インベントリ管理機能により、MSPはすべての顧客に関するライセンス状況を閲覧・追跡でき、顧客のサービスモデルに合わせてサービスの割り当てや解除ができる。さらに、WatchGuard Cloudではテナント機能も提供しており、期間と許可権限の制御を含め、別のテナントにアクセスをデリゲート(委任)することもできる。

 WatchGuard Cloudプラットフォームは一元管理インターフェースとして、Firebox UTMの可視化やAuthPointの多要素認証イベントを含め、ユーザーはすべてのセキュリティアプリケーションに対して、容易にアラートや通知を設定できる。MSPは、顧客のライセンス、利用状況、契約満期からセキュリティやパフォーマンスのアップデートまで、あらゆる情報の通知にアクセスできる。

 また、WatchGuard Total Security Suiteにおける30日間のデータ保持など、多彩なデータ保持オプションを用意しており、ロギングやレポーティングのための構成、導入、維持、およびサーバーやアプライアンスのスケーリングの手間を排除。100種類以上のダッシュボードやレポートが用意されており、主要なネットワークセキュリティの脅威、課題、傾向を特定し、素早く有効なセキュリティポリシーの設定と実行を行うことができる。