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アシスト、既存システムの開発・保守生産性を向上させるシステム可視化・影響分析ソリューションを販売

 株式会社アシストは18日、韓国ジーティーワンが開発しているシステム可視化・影響分析ソリューション「ChangeMiner」を販売開始すると発表した。

 ChangeMinerは、言語、フレームワーク、データベースなどさまざまなシステム情報を収集・分析し、プログラムやデータベース間の関連を可視化するソリューション。現状分析はもちろん、変更による障害予防や影響分析を行えるため、企業システムの開発・保守の生産性を向上させるという。

 例えば現状分析では、常に最新状態のCRUD図を出力し、ジョブやプログラム、テーブルの関連をマップやフローで表現できるので、ドキュメントが整備されていない、構築時の担当がいない、肥大化・複雑化し誰も全体像が把握できないシステムを可視化することとが可能。また、使われていないプログラムやデータベースオブジェクトを洗い出せることから、システムのスリム化も図れるとした。

 また影響分析では、時間がかかっていた工数を削減し、人的ミスや調査漏れによるトラブルを予防できるとのこと。修正範囲が明確となるため、テスト範囲を限定可能になるだけでなく、エラー発生時の影響範囲がどのテーブルや業務に及ぶのかを把握でき、迅速な対応と実現するとしている。

影響分析例

 参考価格は1000万円(税込)から

 なおアシストでは、自社での検証結果や取扱製品・サービスとのシナジー効果が見込めることを受け、2018年末より、一部の顧客企業に対してChangeMinerの提案とPoC(概念実証)を実施して、ノウハウを蓄積してきた。

 今後は、既存システムの維持・管理に課題を抱える企業や、システム再構築を検討している企業を対象に提案を強化し、2019年末までに20社への導入を目指す考えだ