ニュース

OBC、債権・債務管理業務向けクラウドサービスを提供 自動化機能で業務負荷を軽減

 株式会社オービックビジネスコンサルタント(以下、OBC)は15日、クラウド型業務アプリケーション「奉行クラウド」の新ラインアップとして、債権・債務管理サービス「債権奉行クラウド」「債務奉行クラウド」を発表した。4月23日に発売する。

 現在の企業においては、全社で発生するの債権・債務の把握と精度の高い消込、漏れや遅れのない回収・支払いといった、正確・迅速な債権債務業務が求められているという。しかし基幹システムや会計システムでは機能が足りず、多くの企業がExcelや手作業で対応しているため、膨大な手間と時間が費やされているとのこと。

 今回発表された「債権奉行クラウド」「債務奉行クラウド」は、こうした課題に対処するための業務特化型クラウドパッケージシステムで、幅広い債権・債務管理業務をトータルにカバー可能。クラウドならではの利便性と、OBCが培った業務ノウハウを集結させた自動化処理により、債権債務にかかわる一連の手作業を排除し、業務スピードの向上を実現するとした。

 例えば、債権では「回収予定表の作成」から「入金の突合・消込作業」まで、債務では「全社債務情報を集約した支払予定表の作成」から「債務情報の消込作業と銀行振込などの支払業務」まで、手間のかかる業務が自動化されるため、業務時間の大幅な短縮を実現するという。

 加えて、APIを利用して基幹システムと連携できるため、現在のシステムを変えることなく、債権・債務業務の生産性を向上するとしている。

 価格(税別)は、「債権奉行クラウドi Aシステム」が、初期費用5万円から、年額15万円から。「債務奉行クラウドi Aシステム」が、初期費用5万円から、年額15万円から。債権奉行・債務奉行いずれか単体での利用にも、両者を連携させての利用にも対応しているとのことだ。