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クラウド型国際会計アウトソーシングサービス「GLASIAOUS」がAzureに対応、非英語圏市場におけるソリューション提供を推進

 「GLASIAOUSコンソーシアム」、ならびに、クラウド型国際会計アウトソーシングサービス「GLASIAOUS」の開発元である東洋ビジネスエンジニアリング株式会社(以下、B-EN-G)は11日、日本マイクロソフト株式会社の同コンソーシアム加入に伴い、主に非英語圏市場において、GLASIAOUSのさらなる利便性向上と、顧客支援体制の構築を強化を行うと発表した。

 GLASIAOUSは、世界各国に拠点を構える会計事務所の専門サービスとクラウドアプリケーションを組み合わせ、企業の海外展開を支援するソリューション。会計事務所とIT企業が一体となってGLASIAOUSコンソーシアムを結成し、GLASIAOUSの展開を支援している。今回は、日本マイクロソフトの同コンソーシアム加入に伴い、主に非英語圏市場におけるソリューション提供を推進するという。

 GLASIAOUSは、タイ語、中国語、ベトナム語を含む7つの言語に標準で対応し、世界20カ国以上で導入実績を持つが、日系企業をはじめ、英語を母国語としない国の企業においては、使用言語や通貨・商習慣の違いから、在外子会社の経営・財務情報の効率的な取得が大きな課題となっている。

 そこで、こうした課題を抱える各国のグローバル企業向けに、現地法人専用の会計システムを利用し、本社と各子会社との間での最適な業務分担を通じて情報の可視化を推進するソリューションとして訴求するとのこと。

 また今回は、クラウドプラットフォームMicrosoft Azure上にて、GLASIAOUSのソフトウェア機能を利用できるようになった。同コンソーシアムでは、Azureのオンラインマーケットプレイス「Azure Marketplace」上に、GLASIAOUSソフトウェアを公開し、ワールドワイドの企業にGLASIAOUSサービスを訴求する。

 まず、タイを最初の対象国として活動を開始し、タイに進出する日系企業だけでなく、同国に進出しているグローバル企業向けに、在タイのGLASIAOUSコンソーシアム会員と共同で、マーケティングやプロモーション活動を実施する考え。さらに今後は、ベトナム、シンガポール、インド、その他ASEANの国々を中心に対象を拡大する予定としている。