ニュース

リコーが“企業向けAlexa”採用、複合機のコピー機能などを音声で操作可能に

 アマゾン ウェブ サービス ジャパン株式会社(以下、AWSジャパン)は8日、株式会社リコーが、複合機の音声操作サービス「RICOH Intelligent Voice Control」において、企業向けのAI音声アシスタント「Alexa for Business」を採用したと発表した。リコーは2019年夏に、米国にてRICOH Intelligent Voice Controlを発売する予定としている。

 Alexa for Businessは、組織や従業員がAlexaをアシスタントとして利用することで、業務の生産性を向上させるサービス。現在は米国を対象にサービスを提供している。

 今回リコーでは、複合機の音声操作サービスにAlexa for Businessを採用し、Amazon Alexa対応のスマートスピーカーを通じて、複合機のコピーやスキャナーなどの機能を音声にて操作可能にする。

 なおAWSでは、Alexa for Businessと、Amazonが提供するAlexa Skills Kitを使ったサービス開発および機能拡充にあたり、リコーへ技術支援を行っているとのことだ。

 またリコーは今後、Alexa for Businessの利用可能なリージョンの拡張に応じた米国以外へのサービス展開や、対応するオフィス機器のラインアップ拡充などを予定している。さらに、利用者がアウトプットイメージのみをスマートスピーカーに音声で伝えることにより、すべての設定が反映される機能の実現も目指すとした。