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IIJ、海外における個人情報保護法制への対応を支援する「IIJビジネスリスクマネジメントポータル」をリニューアル

 株式会社インターネットイニシアティブ(以下、IIJ)は1日、海外の個人情報保護法制への対応を支援する会員制サイト「IIJビジネスリスクマネジメントポータル(ビズリス)」をリニューアルし、コンテンツ拡充および月額会員費用を値下げした。

 IIJビジネスリスクマネジメントポータルは、日系企業や法務プロフェッショナル向けに、GDPRを中心に最新ガイドライン、対応要否がチェックできる簡易アセスメント、セキュリティ対策、セミナー開催など、さまざまなビジネスリスクへの対応に有用な情報や機能を提供している。

 IIJでは、昨今、中国のサイバーセキュリティ法(中国CS法)や米カリフォルニア州の消費者プライバシー法(CCPA)をはじめ、ロシア、ベトナム、ブラジルなど、世界各国・地域で個人情報を保護するための法整備が進められている中で、ポータルを通じてプライバシー保護に関する世界中の最新動向を発信すべく、コンテンツ拡充を図っていくとしている。

 コンテンツの拡充では、世界のプライバシー保護法制の最新動向として、これから法整備される国・地域も含め、個人データ保護規制を取り巻く世界情勢に関するニュース、概要、指定国の詳細版レポートを提供する。

 また、Zero Cookie Load(ウェブサイト訪問者の明確なクッキー利用の同意前に一切のクッキー利用を停止する方法)に関する連載を掲載。2019年には、欧州で電子通信のプライバシー保護を目的とするeプライバシー規則の施行が予定されており、クッキーによるデータ収集が原則禁止されることを受け、規則の意義やITの実装方法について解説する。

 このほか、GDPR、中国CS法、CCPAに対する実務、ドキュメント作成などについてご相談いただけるアドバイザリーサービスが利用できる。「IIJビジネスリスクアドバイザリーサービス」を機能強化し、ポータルに統合するもので、サービスは問い合わせ内容に応じて別途費用が発生する。

 各会員種別の月額費用については、ベーシック会員は3480円から500円に、アドバンスト会員は1万5000円から1万円に、それぞれ値下げする。

 また、IIJビジネスリスクマネジメントポータルの会員数が1000社を突破したことを記念して、新規にアドバンスト会員に登録した会員を対象に、中国CS法およびCCPAの対応テンプレート(各50万円相当)をプレゼントする「ビズリス会員 1,000社突破 感謝キャンペーン」を5月6日まで実施する。