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NECとTaniumが提携、脆弱性管理による継続的なセキュリティ維持を支援

 日本電気株式会社(以下、NEC)と米Taniumは26日、脆弱性管理を含むマネージド・サービス分野で提携すると発表した。脆弱性管理による継続的なセキュリティ維持を、短期間かつ低コストで実現可能な「セキュリティリスク管理サービス」を4月から提供するという。

 NECでは、以前から脆弱性管理に注目しており、端末に潜む脆弱性を見える化し早期対策を支援する「NEC Cyber Security Platform」を開発して自社で運用するとともに、専門要員による運用などを、厳密な脆弱性管理を必要とする企業などに向けて提供してきたとのこと。

 一方のTaniumでは、エンドポイントの可視化と制御において多くの実績を持つTanium Endpoint Platformなどを提供。企業のセキュリティ対策を支援してきたという。

 今回、両社の協業によってNECが提供するサービスは、セキュリティ専門要員の確保が難しい企業でも、脆弱性管理による継続的なセキュリティ維持を可能にするもので、NECの持つ脆弱性管理運用ノウハウを活用し、直感的で分かりやすいインターフェイスを新たに開発。さらに、Taniumの持つ、エンドポイントの構成情報を素早く見える化してセキュリティパッチを配信・適用する技術や、ネットワーク内に存在する、企業の管理下に置かれていない端末を見える化する技術を組み合わせて提供する。

 また両社では今後、NECが培ってきた独自インテリジェンスとTaniumの技術を連携させ、脆弱性管理を強化。管理対象をPOSなどのIoT機器にまで拡大していく予定としている。