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AOSデータ、医療向けクラウドバックアップサービスを展開へ

自社のvクラウドバックアップとファインデックスの医療データ統合ソリューションを連携

 AOSデータ株式会社は5日、医療向けクラウドバックアップサービス「AOSBOX Business Plus」と、株式会社ファインデックスの医療データ統合ソリューションを連携させ、クリニックを中心とした全国の医療機関へ提供すると発表した。なお、AOSBOX Business Plusは4月の提供開始を予定している。

 AOSデータでは、Amazon Web Services(AWS)のクラウド基盤をプラットフォームとして利用したクラウドバックアップサービス「AOSBOX」を提供しており、法人向けには「AOSBOX Business」を展開してきた。

 今回の連携において中核となるAOSBOX Business Plusは、このAOSBOX Businessを医療業界向けに強化したサービス。ファインデックスの持つ医療知識やノウハウ、技術とAOSデータが持つクラウドやバックアップに関する技術を利用し、医療システムとの連携や監査に対応したほか、2段階認証をサポートするなど、セキュリティの強化を実施しているという。

 また、接続元IPアドレスの制限、クラウドサーバーに対するIDS/IPSの導入やログの保管体制の整備などを行い、医療情報をクラウドなど民間事業者が運営する外部設備に保存する際の規定「3省3ガイドライン」にも準拠したとのこと。

 AOSデータでは、このAOSBOX Business Plusと、ファインデックスの医療データ統合ソリューションとを連携させることで、医療施設内のさまざまなデータのバックアップを支援可能になるとしており、AOSデータは、医療領域への参入と医療クラウド市場でのシェア獲得を、ファインデックスは医療業界でのさらなるシェア拡大を目指すとした。

 さらに今後は、AOSデータ、ファインデックスのみならず、さまざまな医療機器メーカー・システム関連企業を通じて、AOSBOX Business Plusの販売を進める計画だ。