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MKI、オンプレミスのAzure Stack環境で利用可能な汎用分析予測ソリューション

 三井情報株式会社(以下、MKI)は1日、時系列データを基に、需要・市況などの汎用分析予測をMicrosoft Azure Stack上で行えるソリューション「MKI分析予測 on Azure Stack」を発表した。価格は月額20万円(税別)から。

 MKIではすでに、SaaS型の分析予測ソリューション「MKI分析予測 on Azure」をMicrosoft Azure上で提供している。同サービスは、シンプルなUIを備え、専門知識がなくとも利用できる点を特徴としており、WebブラウザからExcelベースの時系列データをアップロードするだけで、各種アルゴリズムを用いた出荷予測や商品市況などの未来予測を行えるという。

 こうしたSaaS型のサービスは初期投資を抑えて早期導入可能なため、手軽に最新機能を利用できるメリットがあるものの、データの機密性にかかる規制要件や業界標準、また社内のITポリシーなどの問題により、パブリッククラウドを利用できないケースが存在するという。加えて、利用するデータ量が多い場合、クラウドへアクセスするネットワーク環境を整えるのに高額な費用がかかる、といったケースもあるとのこと。

 今回発表されたMKI分析予測 on Azure Stackは、こうした課題を踏まえて開発されたソリューションで、MKI分析予測 on Azureの機能をオンプレミスのAzure Stack上にて提供することにより、データの機密性を保持しつつ、最新の分析予測を利用可能になるとしている。

 なお、MKI分析予測 on Azureは商品や業種にとらわれず汎用的な利用が可能で、例えば流通小売業では、在庫管理業務における需要予測などで活用されているとのこと。このような点を踏まえて、MKIでは、流通小売業をはじめとした幅広い業界に向けて、MKI分析予測 on Azure Stackを展開していく考えだ。

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