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大塚商会、中堅・中小企業のICT活用支援で地域金融機関と提携

 株式会社大塚商会は25日、信用金庫を中心とした金融機関(以下、地域金融機関)とアライアンスを締結し、中堅・中小企業向けにICT活用の支援を行うと発表した。なお、この第1弾として、2月20日付で平塚信用金庫とビジネスマッチング契約を締結している。

 地域金融機関では、おのおのの顧客に対して経営課題解決に向けたサポートを行うなかで、顕在化した課題の解決のために、ICTの活用提言が不可欠になっているという。しかし、そうした支援を受ける企業側では、専任のICT担当者が不在のケースが多く、ICTの活用を含めた経営支援が求められているとのこと。

 一方の大塚商会では、企業が抱えるさまざまな経営上の悩みに対して、現状整理と改善アドバイスを行う「経営支援サービス」を、2013年から提供してきた。このサービスでは、中小企業診断士などICT以外の専門家とも連携し、企業の経営課題解決を支援してきたという。

 今回、こうした背景を持つ両社がアライアンスを締結。各金融機関の担当者のICTスキルを向上させるために、大塚商会がICT研修を実施し、ICT活用ノウハウの提供を行う。さらに、地域金融機関が主催するそれぞれの顧客向けイベント、セミナーへの協力も行うほか、要望に応じて、顧客が導入する各種ICTシステムの提案やサポートも実施するとした。

 なお、大塚商会ではこうした取り組みを進め、2019年末までに地域金融機関5機関とのアライアンスを締結する予定とのことだ。