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IIJのクラウド型ID管理・認証サービス「IIJ IDサービス」、統合Windows認証に対応

 株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)は19日、クラウド型ID管理・認証サービス「IIJ IDサービス」のオプションに統合Windows認証を追加すると発表した。同日より提供を開始する。

 IIJ IDサービスは、さまざまなサービスのIDを連携させシングルサインオン(SSO)を可能にする、クラウド型のID管理サービス(IDaaS)。これを利用すると、エンドユーザーは、サービスごとにIDとパスワードを管理する手間がなくなるほか、ID管理者にとっても、統一された適切なパスワードポリシーをユーザーに適用可能になる点がメリットという。

 今回、同サービスが対応した統合Windows認証は、ユーザー名やパスワードがネットワーク上で転送されない、Windowsのユーザー情報を用いた認証形式で、Active Directory(AD)環境にログインしていれば、IIJ IDサービスへの再認証なしに、各種連携サービスへアクセス可能になるとのこと。

 さらに、企業が自社で統合Windows認証機能を導入する場合は、認証基盤と統合Windows認証用サーバーを構築・運用する必要があるが、IIJ IDサービスでは月額のクラウドサービスとして提供するため、こうした手間が不要になるとした。

 なおIIJ IDサービスは、IIJ各種サービスとSSO連携できる基本機能が無料で提供され、オプションを利用する場合に追加料金が発生する課金形態を採用している。

 今回提供される「統合Windows認証オプション」は月額2万4000円(税別)で、IIJ IDサービスに直接連携するADドメイン数ごとに費用が発生する。また、統合Windows認証を冗長化するための「統合Windows認証マルチリージョンオプション」も、月額2万4000円(税別)で提供される。

 このほか、さまざまな外部サービスとの連携に必要な「外部サービス連携オプション」がIDあたり月額100円(税別)、「多要素認証オプション」がIDあたり月額100円(税別)。