IIJ、ID管理を一元化するSSOサービス「IIJ IDサービス」を機能拡充

　株式会社インターネットイニシアティブ（IIJ）は27日、サービスへのログインID管理を一元化する「IIJ IDサービス」において、対応サービスのラインアップを拡充すると発表した。

　「IIJ IDサービス」は、各種サービスにアクセスするためのID管理、および認証システムを統合し、シングルサインオン（SSO）を実現するクラウド型サービス。

　自社サービスやOffice 365に対応しているが、連携対象に自社ネットワークサービス「IIJ Omnibus」のSD-LANモジュールを追加するほか、SAML 2.0、OpenID Connect 1.0に対応したサービスも連携対象になった。IIJでは、G Suite、Box、Salesforce、サイボウズ ガルーン SaaS、Citrix NetScalerなどとの連携を確認しているという。なお、外部サービスとの連携機能を利用するには、別途オプションの契約が必要になる。

　また同時に、ユーザー認証のセキュリティ強化を目的として、多要素認証オプションを追加した。「IIJ SmartKeyマネージメントサービス」で提供している多要素認証を利用でき、通常のID/パスワード入力に加えて、スマートフォンのスライド認証やワンタイムパスワードなどを組み合わせ、本人認証字のセキュリティを強化できるとのこと。

　「IIJ IDサービス」の基本機能は無料で利用できるが、外部サービス連携オプション、多要素認証オプションを利用する場合は、いずれも1IDあたり月額100円（税別）が必要。