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Microsoftが2月の月例パッチ公開、悪用が確認されているIEの脆弱性などを修正

 日本マイクロソフト株式会社は13日、2月の月例セキュリティ更新プログラム(修正パッチ)を公開した。日本マイクロソフトではユーザーに対して、できるだけ早期に修正パッチを適用するよう呼びかけている。

 対象となるソフトウェアは、Windows、Microsoft Edge、Internet Explorer(IE)、Office、Office ServicesおよびWeb Apps、ChakraCore、.NET Framework、Exchange Server、Visual Studio、Azure IoT SDK、Dynamics、Team Foundation Server、Visual Studio Code。また、Microsoft Edge/IEに同梱されるAdobe Flash Playerについても、修正パッチが提供されている。

 これらのうち、最大深刻度が4段階で最も高い“緊急”の脆弱性の修正が含まれるソフトウェアは、Windows(Windows 10/8.1/7およびWindows Server 2019/2016/2012 R2/2012/2008 R2/2008)、Microsoft Edge、IE、SharePoint関連ソフト、ChakraCore。Adobe Flash Playerを除く修正パッチに含まれる脆弱性の件数はCVE番号ベースで74件で、うち最大深刻度が“緊急”のものが20件。

 今回修正した脆弱性のうち、IEを対象とした情報漏えいの脆弱性「CVE-2019-0676」については、既に悪用が確認されている。また、マイクロソフトが2月5日に情報を公開した、Exchange Serverの特権昇格の脆弱性「CVE-2019-0686」「CVE-2019-0724」についても修正を行っている。