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TIS、スマートスピーカーを利用した「音声・対話AIサービス」を強化

会議アシスタント、インバウンド対応向け施設案内をラインアップ

 TIS株式会社は7日、スマートスピーカー「Tumbler(タンブラー)」を活用した「音声・対話AIサービス」において、2つの新サービスを提供すると発表した。「会議アシスタント」と「インバウンド対応向け施設案内」を新たにラインアップする。

 TISでは「音声・対話AIサービス」として、同社が出資する東京大学発のベンチャー企業、Fairy Devices株式会社のスマートスピーカーであるTumblerを利用し、各ビジネスシーン向けの音声AIソリューションや、個別カスタマイズを可能とするディベロッパーキット、月額利用型サービスの提供を行っている。

 今回は同サービスのラインアップに2つの新サービスを追加し、提供を開始するとした。そのうち「会議アシスタント」は、会議の進行と時間管理、会議の記録作成支援を行える会議アプリケーション。1カ月のトライアルから提供可能で、個別カスタマイズを希望するユーザーにはディベロッパーキットも提供するとした。

 一方の「インバウンド対応向け施設案内」は、多言語音声対応によるFAQ、翻訳機能を搭載したスマートスピーカー活用アプリケーション。駅、観光地などの施設における利用を想定している。

 なお今後は、ビジネスの現場ですぐに利用可能な音声テキスト化サービスもラインアップするとのこと。スマートスピーカーなどのハードウェアとソフトウェアをあわせてサブスクリプションモデルで提供し、少ない負担で導入できるようにする。なお、提供開始は2019年初夏を予定している。

TISの「音声・対話AIサービス」の全体像