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NTTスマートコネクト、テクノプロ、ネットアップの3社、マルチクラウドをセキュアに利用できるクラウド接続サービス

 エヌ・ティ・ティ・スマートコネクト株式会社(以下、NTTスマートコネクト)、株式会社テクノプロ、ネットアップ合同会社の3社は7日、ハイパースケールクラウドをセキュアな接続で利用できる国内向けクラウド接続サービス「セキュア・ハイブリッド/マルチクラウドインテグレーション」を展開すると発表した。

 「セキュア・ハイブリッド/マルチクラウドインテグレーション」は、セキュアかつハイブリッド/マルチクラウド環境としてのインフラ提供と、ユーザーニーズに応じたインテグレーションの実現をコンセプトとして提供されるクラウドソリューション。

 NTTスマートコネクトのクラウドストレージ「スマートストレージ」、閉域マルチクラウド接続サービス「クラウド クロス コネクト」、ネットアップのハイブリッドクラウドソリューション「NetApp Private Storage for Cloud」によって構成され、テクノプロのインテグレーションを組み合わせた上で、3社が保有する国内チャネルを通じて全国に展開される。

 このうちスマートストレージは、高速処理を実現する「ハイスピードプラン」と、ユーザーがストレージ機器を専有できる「プライベートプラン」が選択可能になっており、ハイパースケールクラウドのコンピュートと、スマートストレージ上のデータを切り離して安全に管理できるとした。

 またクラウド クロス コネクトでは、NTTスマートコネクトのハウジングサービス/クラウドサービスやAmazon Web Services(AWS)、Microsoft、Googleといった主要なハイパースケールクラウド事業者が提供するクラウドサービスと、ユーザーのネットワークを接続することができる。

 もう1つのNetApp Private Storage for Cloudは、さまざまなクラウドサービスに対して利用でき、データの透過的な利用とコントロールを可能にするとのこと。

 これらのソリューション/サービスの活用により、ハイパースケールクラウドの柔軟でコスト削減効果の高いコンピューティングリソースと、パフォーマンス、可用性、制御性に優れる専用のエンタープライズストレージを併用したソリューションを、テクノプロのインテグレーションによって、ニーズにあわせた形で構築するため、ユーザーにとってより最適なクラウド環境の提供が可能になるという。

 加えて、ユーザーが自社のネットワークを接続するだけで、インターネットを介さずハイパースケールクラウドサービスを利用できるようになることから、セキュアな環境を実現。さらに、今後のエンタープライズ領域において、基幹システムのクラウド移行やBCP対策、AI連携をはじめとするDXビジネス、IoTなど多様な分野での活用も想定しており、拡張性・安全性の高いクラウド運用、確実なデータ管理が可能になるとしている。