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NTTスマートコネクト、クラウドストレージ「スマートストレージ」でセキュアオブジェクトプランを提供

 エヌ・ティ・ティ・スマートコネクト株式会社(以下、NTTスマートコネクト)は18日、クラウド型ストレージサービス「スマートストレージ」の新たなプランとして、オンプレミスやパブリッククラウドからの閉域接続、月額固定料金制などの特徴を持つ「セキュアオブジェクトプラン」を発表した。サービスの提供開始は2019年11月予定。

 セキュアオブジェクトプランは、Amazon S3互換のRest APIインターフェイスを持つオブジェクトストレージサービス。高い堅牢性、保存可能容量無制限、広帯域送受信(最大10Gbps)、コントロールパネル(アップロード・ダウンロード操作)など、一般的なオブジェクトストレージサービスの機能に加え、オンプレミスやパブリッククラウドからの閉域接続や、月額固定料金制などの特徴を備える。

 セキュアオブジェクトプランへの接続には、顧客拠点からのプライベート接続、またはAWSやMicrosoft Azureなどのパブリックサービスからのダイレクト接続による利用が可能。これにより、サイバー攻撃に伴うリスクを最小化しながら、大容量・低遅延のセキュアなデータ流通を実現する。なお、マルチクラウドへのダイレクト接続には、マルチクラウドに閉域で接続できるサービス「クラウド クロス コネクト」の申し込みが別途必要となる。

 より強固なセキュリティ対策が必要な顧客は、セキュリティ装置によるマルウェア対策機能や、専用型オブジェクトストレージなどのラインアップも選択できる。

 料金体系については、月額固定料金制を採用し、データ保存容量に応じた課金を行う。データ転送量や処理数などによる課金は発生しないため、サービス利用に伴う想定外の支出の心配がない。また、マルチクラウドへのセキュアな接続も、クラウド クロス コネクトで安価に実現し、セキュアなデータ活用をリーズナブルに実現する。

 セキュアオブジェクトプランのオブジェクトストレージには、ネットアップの「StorageGRID」を採用しており、ネットアップが提供するストレージOS「ONTAP」のコールドデータを低コストで利用でき、セキュアなオートアーカイブを容易に実現する。これにより、顧客が所有するストレージ設備において、アクセス頻度の高いホットデータの収容効率を高め、合理的な利用を可能とする。