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AJS、Office 365環境向けメールセキュリティ診断サービスを無償提供

 TISインテックグループのAJS株式会社は31日、ファイア・アイ株式会社と共同で、企業のクラウドメール環境を分析し、セキュリティ対策の有効性を評価する無償サービス「FireEye FireProof Eメール診断サービス for Office365」を提供開始すると発表した。

 このサービスは、既存のOffice 365環境におけるメールの脅威状況を確認・把握することで、既存の対策が有効かどうかを評価するもの。企業の受信済みメールを分析し、既存の対策をすり抜けた高度な脅威が隠れていないかを調査する。

 評価は、依頼対象のメールボックスのみを対象に、ISO27001とSOC2認証を取得した米国のクラウド環境(ファイア・アイのデータセンター)で実施。評価の間、取得したメール情報はAES 256で暗号化して保存され、取得した暗号鍵は一度の利用で破棄されるとのこと。メール情報自体も、評価完了後、速やかに破棄されるという。

 また、Office 365とデータセンター間はTLSによる暗号化通信を行うほか、企業ごとに独立した仮想環境を構築し、情報漏えいを防止するとした。