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NECとマクロミル、AI分析サービスで企業のマーケティング活動の高度化を支援

 日本電気株式会社(以下、NEC)と株式会社マクロミルは24日、生活者データをAIで分析するサービスを、1月より提供開始すると発表した。両社では、生活者データの利活用領域において2018年4月から協業を開始し、企業向けマーケティングソリューションの共同開発を行ってきたが、今回の取り組みはその第1弾となる。

 このサービスは、データ分析プロセスをAIによって自動化するNECのソフトウェア「dotData」を利用して、マクロミルが持つ、属性情報、購買履歴、アクセスログなどの多様な生活者起点のデータを分析するもの。マーケティングターゲットに特徴的なデータを抽出するのみならず、その特徴を基に、ターゲットとなる顧客のプロファイリング分析を実施してくれる。

 分析にあたっては、分析者の事前仮説がなくても有効な特徴が自動で抽出されるため、これまで予測もつかなかった新たな特徴を発見することが可能という。また、購買履歴のような全集計パターンを網羅的に実施することが困難なデータからも、有効な特徴を自動抽出できるとのこと。

 これにより、企業の希望する“顧客に特徴的な属性や行動特性”などを明らかでき、属人的な分析からの脱却を図れるほか、従来は発見が困難だった、企業が求める新たな生活者像を発掘可能になるとしている。

 また、サービスの活用により、企業が自社でデータ収集・蓄積、分析ツールの導入、分析専門人材の確保などを行う必要がなくなる点もメリットとのことだ。