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京セラが「KYOCERA Capture Manager」を発売、業務プロセスに合わせて文書の仕分けを自動化

 京セラドキュメントソリューションズジャパン株式会社は23日、紙文書の電子化とその後のワークフローを自動化するソフトウェア「KYOCERA Capture Manager」を、同日より販売開始すると発表した。

 KYOCERA Capture Managerは、入手したドキュメントに記載されている情報を一括で認識・抽出し、その情報に基づいて自動的に仕分けすることで、ビジネスワークフローを効率化するソフトウェア。複合機でスキャンして電子化されたり、メールに添付されて送られてきたり、あらかじめ指定したフォルダーに置かれるなど、さまざまな経路で入力されたドキュメントを扱うことができる。

 情報の認識・抽出は、印刷された文字だけでなく、マークシートやバーコード、手書き文字にも対応。取り込んだデータは、自動傾き補正や回転、パンチ穴除去、スムージングなど、さまざまなイメージ補正処理によって修正を行えるほか、電子署名によって内容や作成日などの改ざんを防止することも可能という。

 また、データの入力手段、イメージ補正・データ認識/抽出といった、文書に対して実施する処理の手順は、ドラッグ&ドロップで直感的に利用できるワークフローデザイン機能により、容易に設定を行える。

 なお、他システムとの連携も考慮されており、入力/出力したファイルの名前、処理時刻、処理結果、データ認識により抽出されたデータなどは、メタデータ(XML形式)として出力することが可能だ。

 価格(税別)は、基本パッケージの初期導入費が45万円、2年目以降に必要なサポートライセンスが年間7万5000円。このほか、入力対象を追加する際に必要なデバイスライセンス(複合機ごと)、追加フォルダーインポートライセンス(フォルダーごと)、Eメールインポートライセンス(アカウントごと)、ウェブ・モバイルライセンス(20ライセンス)などが設定されている。