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「GitHub Desktop 1.6」公開、ユーザーが「次に何をすべきか」のガイダンスを提示

 米GitHubは17日、デスクトップ用アプリケーションの最新版となる「GitHub Desktop 1.6」をリリースした。

 GitHub Desktop 1.6では、現在の作業を終えた際に「次に何をすべきか」というプロセスへの疑問を解消するためのガイダンスを提供。また、オンボーディングに関するガイダンスに加え、ワークフローのどのポイントにいるかに応じて、次に何をすべきかという提案をする機能も実装した。

 GitHubでは、以前のバージョンのGitHub Desktopでは、ダウンロード後にセットアップを完了しても、次に何をすべきかというガイダンスがなかったが、新しいオンボーディングワークフローでは、セットアップ完了後にリポジトリを追加するなどのガイダンスが提示されるようになり、ユーザーがソフトウェア開発へとスムーズに進めるようになったとしている。

 GitHub Desktop 1.6では、変更がない場合でもアプリでの最後のアクションに基づいて、次のステップに役立ついくつかの異なるオプションを提示する。たとえば、コードをコミットしたばかりであれば、「ブランチをGitHubにプッシュする」という提案を行う。あるいは、プロジェクトを選択したばかりの場合は、「最新の変更をプルダウンしてエディタに表示する」という提案を行うなど、開発者自身が開発プロセスのどこにいるかに応じて、次に何をすべきかを提案することで、開発をスムーズに進めることを可能にする。

 このほか、大きなサイズのファイルを取り扱う際の問題を解決。GitHubのサポートチームでは、GitHubの100MBを超えるファイルへの制限に対する対応方法について、これまでに何度も質問を受けてきたとして、その解決として最新のGitHub Desktop 1.6では、デスクトップで大きなファイルを自身のリポジトリにコミットする場合は、コミットを取り消す、もしくはGit LFSをセットアップするという警告表示を実装した。