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SCSKセキュリティ、Palo Alto NetworksのUnit42との協業によるサイバーセキュリティ対策を日系企業へ提供

 SCSKセキュリティ株式会社は22日、米Palo Alto Networksの脅威インテリジェンスおよびサイバーセキュリティ対策専門チーム「Unit 42」と、日本で初めて協業すると発表した。協業を通じて、SCSKセキュリティは従来の事後対応型ではなく、先を見据えた予防的・戦略的なセキュリティ対策を行う「脅威主導型防御(Threat-Informed Defense)」という先進的なアプローチを日系企業に展開するとしている。

 パロアルトネットワークスのUnit42は、脅威インテリジェンスとインシデントレスポンスサービスを包括的に提供しており、この知見を活用することで、攻撃を未然に察知し、迅速かつ的確に対応する「脅威主導型防御」のセキュリティ対策を実現する。

 SCSKセキュリティは、2025年4月にPalo Alto Networks認定のCyber Risk Management Proficiencyを取得し、Unit42の国内唯一のオフィシャル認定パートナーとしてサービスを販売する。また、SCSKセキュリティが提供するリテイナーサービスの契約顧客に対して、Unit42を活用した高度なサービスを提供する。

 協業により、SCSKセキュリティは海外における最新の脅威動向や攻撃手法に関する情報を顧客のセキュリティ対策に活用して「脅威主導型防御」に沿ったアプローチを推進し、インシデント対応時間を短縮する。グローバル企業のCSIRT運営で得た実践的なノウハウにUnit42の知見を融合することで、予測力と初動対応力に優れた体制を提供し、インシデント発生時の被害範囲を最小化して事業継続性を高める。

 また、これまでのセキュリティアセスメントや脆弱性診断などの支援実績に加え、Unit42の脅威分析力を取り込むことで、一層精度の高いリスク評価と戦略的な提案が可能とする。限られたセキュリティ予算を効果的に配分し、セキュリティ成熟度を向上させ、経営層の判断を支えるサービスへと進化させるとしている。