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freee、会計・税理士事務所の業務支援などを行う「freee AI BPOパートナー制度」を開始

UPSIDERが会計事務所を介したBPOサービスの提供を開始

 フリー株式会社(以下、freee)は22日、会計・税理士事務所の業務支援と生産性向上を実現するための協業モデル「freee AI BPOパートナー制度」を開始すると発表した。freee認定アドバイザーと、AIを活用したBPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)サービスを提供する事業者とが連携することにより、スモールビジネスと、これらを支援する会計・税理士事務所の双方における人手不足という課題を解決するとしている。

 また今回は同制度のパートナーの第1弾として、株式会社UPSIDERの経理BPOサービス「UPSIDER AI経理」を採用し、freee認定アドバイザーである会計・税理士事務所を通じて、AI BPOサービスをfreeeのクラウドサービスの利用企業へ提供する。

 「UPSIDER AI経理」は、請求書の処理や証憑整理、月次決算などの“経理の定型業務”を丸ごと代行するサービス。人とAIが協働する業務プラットフォーム「UPSIDER AI Coworking Platform」上で、それぞれの得意分野をバトンパスしながらタスクを遂行することで、高効率かつ高品質な経理BPOサービスを実現しているという。

 なお、freeeの提供するRESTfulなシステム設計は、この業務遂行モデルと相性が良く、さまざまなPublic APIを活用することでAIの業務対応範囲を大きく拡張可能。その結果、UPSIDER AI経理の強みはさらに強化され、顧客企業1社あたりの業務対応速度が3倍程度向上するとのこと。

 またfreeeでは、AIが会計システムを操作する未来を見据えて、新機能の開発や既存機能の改善を進めているが、UPSIDERはAI BPOパートナーとして、「UPSIDER AI経理」で得たインサイトをfreeeに提供し、AI BPOの効率性と業務品質を高めるための機能改善にも取り組むとしている。