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NTT東日本千葉事業部、IoTを活用したイチゴ栽培のスマート化に向けた実証実験に参画

 東日本電信電話株式会社(以下、NTT東日本)千葉事業部は9日、千葉県の「平成30年度スマート農業導入実証事業」における「イチゴ栽培における環境制御技術の検証」で、IoTを活用した実証実験に参画していると発表した。

 NTT東日本では、「ギガらくWi-Fi」をIoTゲートウェイとして、環境モニタリング装置やネットワークカメラなどのIoTデバイス、データ可視化用のクラウド、それらの保守運用サポートを、農業向けIoTパッケージとして一括提供している。

 実証実験では、イチゴのビニールハウス内に環境モニタリング装置とネットワークカメラを設置。環境モニタリング装置により、温度・湿度・照度・飽差・土壌水分・二酸化炭素濃度といった環境情報を自動で計測・蓄積するとともに、ネットワークカメラで生育情報についても画像データとして蓄積・分析を行うことで、環境モニタリングデータと連携した栽培情報の見える化を図る。

 NTT東日本では、このようなIoTの活用を進めることで、生産性の向上や人手不足といった社会課題の解決に貢献できると考えていると説明。イチゴ栽培では、環境モニタリング装置やネットワークカメラを活用した環境データと生育データに基づく環境制御技術の導入事例は少なく、先進的な技術になるとしている。