PFU、業務用イメージスキャナー「fiシリーズ」のWeb APIをパートナー向けに提供

　株式会社PFUは13日、業務用イメージスキャナー「fiシリーズ」をウェブアプリケーションから活用する「fi series Web API（以下、Web API）」の、開発パートナーおよびインテグレーターへの提供を開始した。

　Web APIは、Windowsアプリケーションからfiシリーズを活用できるソフトウェア開発キット「Fujitsu Scanner Control SDK」の追加コンポーネントとして提供され、JavaScriptを使ってウェブアプリケーションにスキャン機能（スキャン設定、スキャン、スキャンデータのセキュアなアップロードなど）を簡単に追加できる。

　これにより、これまで領収書や請求書などが紙のまま処理されていた経費や旅費のウェブベース精算システムに、領収書などのスキャンを行うボタンを簡単に開発でき、申請者の負荷軽減、申請データと領収書などの確実なひも付け、精算処理のスピードアップを実現する。

　また、Web APIを用いて作成したプログラムは、ウェブブラウザーに依存せず実行でき、ActiveXコントロールなどを開発する場合と比較して開発量が約2分の1になり、プログラムの生産性向上を実現するとしている。

　動作環境は、使用するイメージスキャナーが動作するPCで、対応OSはWindows 10/8.1/7。ウェブブラウザーはInternet ExplorerおよびGoogle Chromeの最新版。必須コンポーネントはPaperStream IP（TWAIN）ドライバー、Fujitsu Scanner Control SDK ランタイム。価格は無償（サポートは有償）。