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日立ソリューションズ・クリエイト、クラウド上で画像AIモデルの作成から利用までを行うサービスを販売開始

 株式会社日立ソリューションズ・クリエイトは13日、クラウド環境に画像をアップロードすることで、専門知識を要せずにAI(人工知能)画像認識技術を手軽に使える「AIプラス 画像AIモデル作成サービス」の販売を開始した。

 AIプラス 画像AIモデル作成サービスは、画像データを認識・判定する際の基準となるAIモデルの作成・検証を、顧客自身がクラウド上で行うことができるサービス。利用にあたり、「専門知識を有した技術者の確保が不要」かつ安価な投資コストで、従来業務へのAI技術の活用を可能にする。

「AIプラス 画像AIモデル作成サービス」全体イメージ

 AIモデル作成に必要な学習用画像データは、元の画像データを30~40倍に自動増幅する専用ツールの活用により、画像収集にかかる時間と手間を短縮させることが可能。AIモデルの作成には通常、専門技術者によるパラメータ設定と繰り返しのチューニングが必要になるが、サービスでは日立ソリューションズ・クリエイトが独自に開発したエンジンを活用することで、手軽に高精度なAIモデルを作成できる。

 顧客が作成したAIモデルは、「API連携」または「ダウンロード」のいずれかで利用が可能。ダウンロードしたAIモデルを他システムに組み込むこともできるため、オフラインのシステムでも運用できる。

 従来のやり方で必要とされたAIモデルの質を検証するための環境構築は不要で、申し込みから短期間(最短5日程度)で、画像認識の検証が可能。また、モデル作成に使用する GPUはプライベートクラウド上で処理するため、他社の利用状況の影響を受けない。

 作成したAIモデルを活用することで、工場での製品検査や食品加工工程での判定、計測機器の検査・数値の読み取りなど、人が目で見て判断している業務を、人に代わってAIが行うようになることで、さまざまな業務における作業効率向上を支援する。

 サービスの価格(税別)は、クラウド上に顧客専用のサービス利用環境を作成する企業登録料が1IDにつき5万円、基本サービス利用料が月額50万円、AIモデルダウンロード料(オプション)が月額100万円。サービス提供開始は2019年2月1日。日立ソリューションズ・クリエイトでは、今後3年間で売上高約4億円を目標とする。