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NECネッツエスアイ、ビジュアルコミュニケーションの品質維持とクラウドサービス最適化を同時に実現するソリューション

 NECネッツエスアイ株式会社は10日、ビジュアルコミュニケーションソリューション「Zoom」の通信最適化を実現する「Zoomトラフィック最適化ソリューション」を発表した。A10ネットワークス株式会社の「Thunderシリーズ」が提供するクラウドプロキシソリューションを利用して実現しているという。

 「Zoomトラフィック最適化ソリューション」は、A10のクラウドプロキシソリューションをZoomと組み合わせることにより、ビジュアルコミュニケーション品質の維持とトラフィック最適化の双方を同時に実現するもの。

 Zoomの通信を帯域に余裕のある回線に振り分けたり、プロキシサーバーを迂回(うかい)させたりすることで、既存環境への影響を抑えるなど、既存のネットワーク資産を最大限に活用した最適化を行うという。また、通話、ビデオ会議などで発生するUDPトラフィックの振り分けにも対応する。

 こうしてコミュニケーション品質を担保しつつ、Office 365やWindows Update for Business、BOXなど、さまざまなクラウドサービスのトラフィック最適化も同時に行える点が特長で、マルチクラウドの利用に適したネットワーク環境を提供するとした。

 価格は個別見積もりだが、参考として、500ユーザー規模で300万円(税込)から。別途、Zoomのライセンス費用などが必要になる。なおNECネッツエスアイでは、Zoom関連で2018年度に累計10億円の売上を目指している。