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アライドテレシス、IPサブネット・クラスBを1台で収容可能なコアスイッチ「AT-x950-28XSQ」

 アライドテレシス株式会社は30日、100Gigabit Ethernet(GbE)にも対応可能なコアスイッチ「AT-x950シリーズ」を提供すると発表した。スイッチ本体「AT-x950-28XSQ」、ファンモジュール「AT-FAN05」、AC電源ユニット「AT-PWR600-70」、フィーチャーライセンス、アニュアルライセンスの受注を同日より開始する。

 AT-x950-28XSQは、SFP/SFP+スロット×24、100GbE対応のQFP+/QSFP28スロット×4、拡張モジュール「AT-XEM2シリーズ」に対応した拡張用スロット×1を備えたボックス型のレイヤ3スイッチ。

AT-x950-28XSQ

 アライドテレシス製のスイッチやルータなどを一元管理するAMF(Allied Telesis Management Framework)のマスター機能に対応しており、ネットワーク管理ツールを個別に準備することなく、スイッチ、ルータが統合されたユニファイドネットワークを実現できるという。

 また、冗長構成が可能なモジュール式電源を採用。ネットワークの信頼性を向上させるVCS(バーチャルシャーシスタック)、長距離スタッキングが可能なLD-VCS、ループ防止・冗長化機能EPSR(Ethernet Protected Switched Ring)などをサポートするほか、スタティックルーティングや各種ダイナミックルーティング機能も使用可能なため、高信頼のネットワークバックボーンの接続環境を提供可能としている。

 さらに、IPサブネット・クラスB(6万5535台)の端末を収容する大容量のハードウェアスペックを備え、6万台を超えるIPデバイスに対して、1台でルーティングやスイッチング、フィルタリングを行う能力を持つとのこと。双方向400Gbps・大容量VCSにも対応しているため、複数のルーティングプロトコルや機器を組み合わせることなく、シンプルかつ冗長性に優れたネットワークコアを実現するとした。

 ハードウェア価格(税別、以下すべて同じ)は、本体のAT-x950-28XSQが198万円、ファンモジュールのAT-FAN05が3万円、電源ユニットのAT-PWR600-70が16万円。別途、有償サポートサービスへの加入が必須となる。

 またフィーチャーライセンスは、OSFPv2、PIM-SSMv4、PIM-SMv4、PIM-DMv4、BGPなどのルーティングプロトコルに加え、ダブルタグVLAN、UDLD(UniDirectional Link Detection)、RIPng、OSPFv3、PIM-SSMv6、PIM-SMv6、BGP+などのIPv6拡張機能も含まれたプレミアムライセンス「AT-x950-FL01」が20万円、イーサネットCFM(IEEE 802.1ag)、G.8032(ERPS)に対応させるインダストリアルアプリケーションライセンス「AT-x950-FL10」が6万円。

 AMFマスター機能を追加するアニュアルライセンス(時限付機能追加ライセンス)は、40メンバー(80リンク)、1年の場合で50万円からとなっている。