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AOKIホールディングス、グループ統合サービスの展開においてSalesforceのサービスを利用

 株式会社セールスフォース・ドットコム(以下、セールスフォース)は28日、株式会社AOKIホールディングスが、顧客満足度向上などのため、Salesforce DMPを含むSalesforce Marketing Cloud、Einstein Analytics、Service Cloudの各製品を採用したと発表した。

 AOKIホールディングスは、ファッション事業をはじめ、ブライダル事業、エンターテイメント事業などを展開しているが、さまざまな理由により、新規顧客の獲得が困難になってきているという。また、人生のさまざまな場面で顧客に寄り添う商品・サービスを提供しているので、中長期的に既存顧客のロイヤルティーを獲得していくことがビジネス課題になっているとのこと。

 そこで同社は、新規顧客の獲得と既存顧客とのエンゲージメント強化などを目指し、2019年1月にグループ統合サービス「AOKI GROUP AMBASSADORS」を立ち上げるが、その展開に向けて、セールスフォースの製品・サービスを利用する。

 具体的には、顧客の居住地に近い各事業の店舗が提供するイベント/キャンペーン情報や、また一人ひとりの顧客情報にもとづいたお得な情報がAOKI GROUP AMBASSADORSにて受け取れることを、Marketing Cloudを活用してメールやSMSで顧客に通知する。

 サイト内では、グループが提供するサービスのクロスセル/アップセルへとつなげるべく、Einstein Analyticsを利用し、その施策効果やサービス利用状況などをダッシュボードで可視化して、顧客満足度やLTV(生涯価値)を向上するための次へのアクションを導き出すとした。

 さらに、段階的にService Cloudの導入も進め、一人ひとりの顧客の利用状況を把握した上で、AOKI GROUP AMBASSADORSサイトにおける問い合わせやサポートを提供することも見据えているという。

 なお、AOKIホールディングスが運営するファッション、ブライダル、エンターテイメント事業などの総会員数は、合計で約3200万人以上にのぼっている。同社では、こうした会員のライフスタイルや購買データとSalesforce DMPを活用し、新たに企業向け広告配信事業を展開していく予定とのことだ。