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Google、GCPの香港リージョンを開設 2020年にはジャカルタリージョンも

 米Googleは28日(米国時間)、Google Cloud Platform(GCP)の香港リージョン(asia-east2)を解説すると発表した。アジア太平洋地域では6番目のリージョンとなる。なお2020年には、インドネシアのジャカルタにも新リージョンを開設する予定とした。

 GCPの香港リージョンは、アジア太平洋地域では6番目、全体では18番目のリージョンとなり、香港や東南アジアで事業を展開する地元企業や多国籍企業に対して、データやアプリケーションへの高速アクセスを提供するという。

 香港リージョンは3つのゾーンを持ち、サービス障害に備えてアプリケーションやストレージを分散させることが可能。またハイブリッドクラウドを利用する企業は、Googleのリージョナルパートナーエコシステムのサポートと2つの専用POP(Points of Presence)により、新旧のアプリケーションのデプロイをシームレスに統合できるとした。

 なおGoogleでは、香港リージョンにアプリケーションをホスティングした場合、香港のエンドユーザーはレイテンシが最大で14ミリ秒短縮され、ベトナムやフィリピンでも同様に25~30%改善されるとアピールしている。

 またGoogleでは、2020年の早い時期に、GCPの新リージョンをインドネシアのジャカルタに開設することも発表された。同リージョンも可用性を重視し、3つのゾーンで運営されるという。

 現在Googleでは、アジア太平洋地域のリージョンとして香港、ムンバイ、シドニー、シンガポール、台湾、東京に展開しており、大阪にも近く開設される予定。ジャカルタはこれらに次ぐ8番目のリージョンになるとしている。