BlueMeme、データ移行に「MarkLogic」を用いたNotesマイグレーションサービスを提供

　株式会社BlueMemeは28日、NoSQLデータベース「MarkLogic」を販売する米MarkLogicとパートナー契約を締結し、MarkLogicを用いた「BlueMeme Notesマイグレーションサービス」の提供を開始すると発表した。

　BlueMemeでは、日本における大企業の多くがNotesを使用しているが、Notesは容易にカスタマイズできることから企業内で多様なフォーマットが作られ、IT部門がデータの統制や整理を行うことが困難になっていると説明。こうした課題に対応するため、BlueMemeではデータ移行にMarkLogic、アプリケーション移行に高速開発基盤の「OutSystems」を用いたNotesマイグレーションサービスを、一部企業向けに提供してきた。

　このアーキテクチャを採用した理由については、NoSQLであるMarkLogicは事前のテーブル設計が不要のため、データをそのまま投入し、投入後にデータの整理や統合を迅速に行えると説明。また、非構造化データも、正規化や変換を経ずネイティブのままMarkLogicにデータの投入・統合ができるとしている。

　さらに、全文検索やファセット検索などの高度検索機能を利用したウェブ／モバイルアプリケーションをOutSystemsで開発することにより、MarkLogicで統合したデータを柔軟かつ有効に活用。OutSystemsは、コードを書くことなくビジュアルにウェブ／モバイルアプリケーションを開発でき、さらに保守運用を支援する機能を有し、バージョン管理やパフォーマンス分析など、システムライフサイクルを一括して管理できる。

　BlueMemeではサービス提供を通し、引き続き日本企業の課題を解決し、IT統制の実現と情報の整理・共有と見える化による作業効率の向上、運用保守費用の削減などの企業目標を実現していくとしている。