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IIJ、フルMVNOサービスでLTE-Mの接続確認を実施

 株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)は15日、法人向けデータ通信サービス「IIJモバイルサービス/タイプI」などのフルMVNOサービスにおいて、NTTドコモのIoT向け通信方式「LTE-M」を用いた接続確認を実施したと発表した。

 LTE-Mは、LTEから派生したセルラーLPWA(Low Power Wide Area)の1つで、MNOに割り当てられた周波数帯の電波(ライセンスバンド)を用い、広域な提供エリアにおいて、従来のLTEより低消費電力で使用できるIoT向けの通信方式。NTTドコモでは、2018年10月より提供を開始している。

 今回の接続確認では、NTTドコモのエリア内にてTelit製「ME910C1-J1」、AM Telecom製「AMM5400」の両通信モジュールを利用し、実網で接続可能であることを確認した。

 なおIIJでは、IoT向けの通信方式として、免許不要で利用可能な周波数帯の電波(アンライセンスバンド)を用いたLPWA「LoRaWAN」をすでに活用しているが、セルラーLPWAのLTE-Mがラインアップに加わることで、顧客の利用ニーズに応じたIoTサービス提供が可能になるとしている。