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エンバカデロ、「Enterprise Connectors」の接続先としてkintoneをサポート

 エンバカデロ・テクノロジーズ(エンバカデロ)は14日、クロスプラットフォーム対応アプリケーションの統合開発環境からエンタープライズサービスに安全かつ簡単にアクセスできる「Enterprise Connectors」の連携先として、サイボウズの業務アプリクラウド「kintone」を追加すると発表した。

 Enterprise Connectorsは、Enterprise Connectorsは、アプリケーションの統合開発環境「RAD Studio/Delphi/C++Builder」からエンタープライズサービスへ、安全かつ簡単にアクセスできるようにするアドオン製品。CData Softwareが提供するエンタープライズサービスへのアクセス機能と、RAD Studioに搭載された主要RDBMSへの共通アクセス機能「FireDAC」を組み合わせて実現している。

 各エンタープライズサービスのAPIを使用せず、コンポーネントのドラッグ&ドロップ操作で、Salesforce.comやSAP、Amazon Web Services(AWS)、Office 365など100以上のエンタープライズデータを利用してアプリケーション開発を行える点が特長。APIはコンポーネントによる共通アクセス機能によってカプセル化されているため、開発者は、サービスの違いや仕様変更などに影響されることなく開発できるとのことだ。

 今回のアップデートでは、Enterprise Connectorsの接続先としてkintoneを公式サポートし、RAD Studio/Delphi/C++Builderで開発したアプリケーションやシステムでkintoneのデータを利用できるようになる。これにより、例えば、スマートフォンアプリにkintoneのデータを表示したり、基幹システムにkintoneのデータを取り込んだり、といった活用が可能になるとのこと。

 なお、ライセンスは開発者単位の年間サブスクリプション形式となり、開発したアプリケーションの再配布には費用はかからない。サブスクリプション契約が失効すると、アプリケーションのビルドはできなくなるが、配布済みのアプリケーションはそのまま利用可能としている。