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CTC、AI/深層学習向けコンバージドインフラ「NetApp ONTAP AI」を国内提供

 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(以下、CTC)は1日、ネットアップ合同会社のAI向けコンバージドインフラ「NetApp ONTAP AI」を、国内で初めて取り扱い開始すると発表した。

 NetApp ONTAP AIは、ネットアップと米NVIDIAが共同設計し、オールフラッシュストレージ「NetApp AFF A800」と、深層学習(ディープラーニング)に特化したサーバー「NVIDIA DGX-1」を統合した、検証済みのリファレンスアーキテクチャ。シスコの100Gigabit Ethernet(GbE)スイッチ「Cisco Nexus 3232C」で各機器を相互接続しており、高性能な分散コンピューティングを実現できるという。

 また導入にあたっては、スモールスタートで利用開始し、データの増加にあわせてシステムを停止することなく拡張可能な仕組みを備えている。さらに、クラウドとオンプレミス全体でのデータ管理を実現するネットアップの「データファブリック」により、クラウド上のデータやGPUリソースとの連携、データのバックアップ/アーカイブなどの効率化が可能になるとした。

 なおCTCでは、AI活用のためのハイブリッドクラウド環境「CTC Integrated AI Platform Stack」を提供しているほか、ONTAP AIを構成するNetApp AFF A800、NVIDIA DGX-1、Cisco Nexus 3232Cの各製品についても、各社のパートナーとしてシステム構築の実績をすでに持っているとのことで、こうした実績を生かし、既存システムとの連携やフロントエンドの開発などを含め、ONTAP AIの導入設計から各種の設定、運用をサポートする考えだ。

 また、マルチベンダーで総合的な検証や研究開発を行うCTCの施設「テクニカルソリューションセンター(TSC)」でONTAP AIを配備し、顧客の目的に応じた検証を行うとしている。