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CTC、米Pitney Bowesの「Spectrum」を利用した顧客データ統合ソリューションを提供

 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(以下、CTC)は24日、米Pitney Bowesの「Spectrum Technology Platform」(以下、Spectrum)を活用した顧客データ統合ソリューションを、同日より提供開始すると発表した。

 Spectrumは、基幹系システムや情報系システムなど企業内で個別に管理されている顧客データを統合し、クレンジングやマッチング処理を行うことで、高品質なデータを生成するソフトウェア。位置情報と連携した地理的な分析も可能で、近さや場所に基づいた検索、データの抽出、また外部から取り込んだ統計情報・災害情報との連携なども同一プラットフォーム上で実現でき、データ分析の準備にかかる期間を短縮するという。

 CTCによれば、位置情報や地図情報と連携した地理的な傾向を可視化するロケーションインテリジェンスの機能によって、例えば、店舗やサービス拠点周辺の優良顧客の特定、複数の店舗で行うエリアマーケティング、気象情報と災害情報を組み合わせた情報提供サービスなどが可能になるとした。

 なお同社はSpectrumの提供に伴い、コンサルティング、設計、インフラ構築も含めた導入支援、設定や保守といった運用支援、既存システムや外部データベースとの連携などのサービスも提供するとのこと。

 Spectrumの価格は1000万円からで、CTCでは開発や構築、保守のサービスとあわせ、3年間で15億円の売上を目指すとしている。