ニュース

日立ソリューションズ、組織や社員の働き方を見える化する「リシテア/HRダッシュボード」を販売

 株式会社日立ソリューションズは、働き方改革を推進する企業に向けて、組織や社員の働き方の状況を見える化し、自律的な改善を支援する製品「リシテア/HRダッシュボード」を、10月1日に販売開始する。

 リシテア/HRダッシュボードは、就業管理システム「リシテア/就業管理」上の勤怠情報から、残業時間、有給休暇取得などのデータを集計し、組織や個人単位で、グラフ化やランキング表示するダッシュボードを提供する。

「リシテア/HRダッシュボード」の管理職向け画面

 総実労働時間、残業時間、有給休暇の取得などの指標で、組織や社員の働き方の状況をグラフやランキングで見える化するとともに、各KPIの進捗状況や全社・部門・職位別平均との比較結果も表示する。また、管理職には、月間残業時間制限の超過見込み者をアラート表示するなど、働き方改革を進めるうえでの問題点を可視化し、行動を促す。

 これにより、管理職はテレワークやフレックスタイムのように勤務体系が多様化する中でも、長時間労働の是正や、生産性の高いチームや社員の把握、チーム内の負荷分散や業務の見直しを行えるようになり、組織のパフォーマンスの最大化を図れる。また、社員個人は、自分の働き方を客観的に見ることにより、業務のやり方を工夫するなど、自律的に改善することができる。

 月の途中において、その月の平日の残業時間の平均から月末時点の残業時間の合計を算出するなど、管理職のよりきめ細かな労働時間管理を実現。顧客のニーズに合わせて、画面のカスタマイズにも対応でき、2018年度中には「働き方改革関連法」の時間外労働の上限規則(月100時間、年720時間、2~6カ月の各平均80時間)に則った運用に対応する機能も提供を予定する。

 経営層や人事部門、製造・生産部門、営業部門、スタッフ部門の管理職、社員など、データの表示範囲を部門や職位ごとに設定でき、全社および部門ごとに必要な情報を俯瞰的に見ることができるため、働き方改革のKPIに合わせて、成果・進捗を確認できる。

 製品の価格は個別見積もり。日立ソリューションズでは今後も、企業の働き方改革のステップに合わせてトータルに支援できるよう、ワークスタイル変革ソリューションのさらなる充実を図り、企業の成長を支援していくと説明。社員の自律的な取り組みを促し、組織としての進捗や成果を確認できるよう、勤務情報だけでなく、企業が保持する人事情報やワークログ、コミュニケーションログなどさまざまな情報を収集し、分析・見える化を実現する仕組みを提供する予定としている。