ニュース
日立ソリューションズ、AIを利用した人事ソリューション「リシテア/AI分析」
第1弾として組織ストレス予測サービスを2017年2月より提供
2016年12月2日 06:00
株式会社日立ソリューションズは、人事総合ソリューション「リシテアシリーズ」において、人や組織のパフォーマンス最大化を図るサービス「リシテア/AI分析」を、2017年2月より順次販売開始する。
「リシテア/AI分析」は、蓄積された人事・労務管理関連のデータや他システムのデータを統合し、セキュアな環境下において、AIで分析を行える製品群。また、その分析結果を用いて、可視化から診断、問題発生の予測までを行うことにより、個人と組織のパフォーマンス最大化を図り、業績向上や持続的な成長を実現するという。
さらに今後は、センサーで取得した移動軌跡データや従業員間のコミュニケーション履歴データを取り込むなど、さまざまなツールを利用して分析対象のデータを追加し、分析の精度向上を図るとのこと。
第1弾としては、ストレスケアの必要な社員を予測する「組織ストレス予測サービス」を2017年2月6日に、業績やモチベーションなどパフォーマンスの高い組織の特性を抽出して可視化する「組織パフォーマンス診断サービス」を2017年5月に、それぞれ販売開始する。
このうち「組織ストレス予測サービス」では、勤怠管理情報や、勤務地、所属情報といった人事情報、従業員アンケート情報などのデータをAIで分析して、過去の従業員の働き方から、ストレスケアが必要な働き方をしているとみられる従業員を予測し、組織単位にチームのストレス状況として可視化する。
産業医はこの予測結果をもとに、人事や該当メンバーの所属する組織のマネージャーに対してケアをうながすことで、メンタル不調の防止に貢献するとのこと。なお日立ソリューションズによる検証では、休職者の約53%が予測可能であることを確認したという。。
価格は、従業員1000人規模の場合で300万円から。
一方の「組織パフォーマンス診断サービス」では、業績情報、従業員の勤怠管理情報、人事施策の利用状況、従業員サーベイ情報、コミュニケーション履歴など(いずれも部門平均値)大量のデータをAIで分析。業績やモチベーションの高さと相関性の高い指標を抽出・特定し、他部門との差異をわかりやすいユーザーインターフェイスで可視化して、組織のパフォーマンス向上を支援する。
こちらの価格は個別見積もり。