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クラウド型MDMサービス「BizMobile Go!」、MDMと他社のアプリやサービスを簡単に連携できる「MDM Hub」を提供開始

 BizMobile株式会社は25日、クラウド型MDMサービス「BizMobile Go!」のクラウド間連携やアプリ・クラウド連携方式をバージョンアップし、これまでより簡単に他社のアプリやサービスとMDMのデータを連携できる新たなサービス「MDM Hub」の提供を開始した。

 MDM Hubは、BizMobileのWeb APIを介して、サービスやアプリ同士の相互連携を可能にするソリューション。MDM Hub経由で他のアプリやサービスと連携することで複数の処理の順次実行を実現し、MDMデータと組み合わせて管理することで活用の幅を拡大する。

 BizMobileではこれまでも、さまざまなサービスに対してWeb APIを開示し、相互接続できるようにしてきていると説明。直近の事例では、株式会社インターコム社が提供する情報漏洩対策+IT資産管理システム「MaLionシリーズ」があり、連携によりシステム管理者は、PC、プリンター、NASなどMaLionが直接管理するIT機器のインベントリ情報に加えて、スマートフォンやタブレットといったモバイル機器のインベントリ情報についてもMaLionの画面上から一元管理できるようになった。

MDM Hub相互連携イメージ

 MDM Hubの活用例としては、時間情報サービスとの連携により、特定の時間に特定の処理を実行することや、特定の時間以外でのアプリやサービスの利用を停止することが可能になる。また、位置情報サービスとの連携により、特定の場所以外でのアプリやサービスの利用を停止することや、特定の場所から外れると特定の処理(通知など)を実行するといった例を挙げている。

 BizMobileでは、アプリやサービスの連携機能の開発においては、他社のWeb APIなどを理解した上で開発を行うことが難しいという問題や、連携したいアプリやサービスの仕様を他社には公開・開示したくない場合もあるという問題があると説明。そこで、BizMobileは「相互接続サービスプロバイダ」として、開示が必要な責任分界点を明確にし、接続に必要な作業のコンサル・調整・開発支援・テストのプロジェクト管理を行うことで、こうした問題を解決するとしている。