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サイバートラストとバルクホールディングスが提携、サイバーセキュリティ人材の育成を共同で推進

 サイバートラスト株式会社と株式会社バルクホールディングスは10日、サイバーセキュリティ人材の育成に関して協業すると発表した。

 バルクホールディングスでは、サイバーセキュリティ分野で実績を持つイスラエルCyberGym Control Ltd.(以下、CyberGym)とサイバーセキュリティ分野での共同事業に関する独占的ライセンス契約を締結しており、共同事業会社のStrategic Cyber Holdings LLCを通じて、サイバーセキュリティトレーニングなどを提供している。

 一方のサイバートラストは、認証技術や脆弱性診断をはじめ、さまざまなセキュリティサービスを提供してきた。

 今回両社では、昨今深刻な問題になりつつあるサイバーセキュリティ人材の不足に対処するため、共同でサイバーセキュリティトレーニングのサービスを推進するとのこと。

 CyberGymが提供するトレーニングでは、実際に発生した攻撃シナリオを忠実に再現しており、その攻撃に対してどのように対抗し、原因究明を行ってどのような対策を講じるのか、といったセキュリティ技術を習得できるという。

 また、攻撃の仕組みや対策を深く理解することにより、未知の攻撃に対しての組織的な対策もシミュレーション可能。こうした、サイバーセキュリティの防災訓練とも言える「サイバー攻撃に対する訓練」を行うことで、実際の攻撃発生時に正しく防御できるよう、企業を支援するとしている。