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グレープシティ、ライセンス体系を一新したWebアプリ作成ツール新版「Forguncy 4」

同時接続ライセンスの採用で運用負荷を軽減

 グレープシティ株式会社は28日、Webアプリケーションをノンプログラミングで開発できるツール「Forguncy(フォーガンシー)」において、ライセンス体系を一新した新版「Forguncy 4」を11月28日より提供開始すると発表した。

 Forguncyは、Excelとよく似た画面と操作性により、ノンプログラミングでWebアプリケーションを作成できるツール。

 今回の新版では、Forguncyで作成したWebアプリケーションにログインするユーザーの管理機能を、業務システム管理の実態に即した仕組みに変更。さらに、それにあわせたライセンス体系を導入する。

 従来、Forguncyで作成したアプリケーションへのアクセス制御は、あらかじめForguncyサーバー内に登録されたユーザーを認証する仕組みで提供されており、Active Directory(AD)によるシングルサインオン(SSO)には対応していたものの、Forguncyサーバーにユーザー情報を手動登録しなければならないため、実質的な多重管理になってしまっていたという。

 またライセンス面でも、登録できるユーザー数に応じた「ユーザー認証ライセンス」の購入が必要だったことから、社員全員がアプリケーションを利用するには全員分のユーザー認証ライセンスを用意しなくてはならず、導入検討時の大きな障壁になっていたとのこと。

 それに対して新版では、ユーザー認証型の仕組みを廃止し、同時接続数を監視する制御に変更。ライセンス体系も同時接続ライセンスへと変更する。

 これは、Forguncyサーバー内に発行されたアプリケーションに対し、いくつのクライアントが同時に接続できるかを管理するライセンスで、アカウントの作成可能数を制限するものではないため、社員数の多い企業で利用する場合でも全社員分のアカウントをユーザー管理サービスに登録可能になるという。なお、クライアント数は接続しているブラウザ単位でカウントされるとのこと。

 さらにForguncy 4では、ADとの自動同期機能を提供。ADによる認証を利用した外部アプリケーションからForguncyアプリケーションに接続する場合は、特別な設定を行うことなくSSOを行えるとしている。