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NTT-ATとディアイティ、サイバー保険付き会員制コミュニティサービス「CS@T倶楽部」を提供
2018年8月23日 06:00
NTTアドバンステクノロジ株式会社(以下、NTT-AT)は、サイバーセキュリティ分野において協業関係にある株式会社ディアイティと合同で、サイバー保険付き会員制CSIRTコミュニティサービス「CS@T倶楽部(シーサートクラブ)」の提供を8月から開始した。
CS@T倶楽部は、サイバーセキュリティの現場における知識と経験を有するNTT-ATとディアイティが事務局となり、事務局や各企業などのCSIRT運用者で構成される会員から提供された事例や知見を共通ナレッジとして蓄積し、会員間でシェアするコミュニティ型のインタラクティブなサービス。このため、基本サービスではニックネームを用いた匿名制を原則とする。
基本サービスでは、インシデント発生などの際に担当のセキュリティエキスパートが豊富な知識と経験から迅速な対応を提供する「駆け込み寺」や、会員から寄せられた質問や会員間でオープンに交換された情報などを共通ナレッジとして提供する「FAQ」のほか、サイバーセキュリティ関連のオンライン講座、サイバーセキュリティのための情報、オフサイトミーティングなどを提供する。
また、基本サービスには、三井住友海上のサイバー保険「サイバープロテクター」が付帯され、サイバー攻撃や情報漏えい事故などによる損害を補償する。
このほか、オプションサービスとして、診断支援サービス、分析支援サービス、訓練・教育サービス、コンサルティングサービス、オープンソースインテリジェンスサービス(OSINT)などを提供する。
提供価格は、基本サービスが年額36万円(税別)。「駆け込み寺」サービスは月2件が基本サービスに含まれ、追加チケットは1チケットあたり1万5000円(税別)。オプションサービスは要問い合わせ。
NTT-ATでは、同社の提供する「標的型メール耐性診断サービス」や「SOC/CSIRTサービス」などと組み合わせ、トータルセキュリティソリューション化を推進し、2019年10月末までに200会員の加入を目指す。