ニュース

聖マリアンナ会東横惠愛病院、横河レンタ・リースのデータレスPCで情報漏えい対策を安価に実現

 横河レンタ・リース株式会社は21日、一般財団法人聖マリアンナ会東横惠愛病院(以下、東横惠愛病院)が、情報系ネットワークで利用しているPC環境を刷新し、横河レンタ・リースのデータレスPCソリューション「Flex Work Place Passage」と、レンタルPCを導入したと発表した。

 病院では、医師、看護師、患者、業者など、不特定多数の人間がひんぱんに出入りすることから、一般のオフィスと比べてPCの不用意な持ち出しリスクが高いという。このため情報漏えい対策としてシンクライアントを検討したものの、コスト負担が大きいことから導入に至っていなかった。

 しかし、PCのローカルリソースをそのまま利用しながらも、ローカルのディスクにはデータを保存させないFlex Work Place Passageであれば、コストを抑えながらセキュリティを確保したデータレスPC化を容易に実現できることから、採用を決断したという。

 なお東横惠愛病院では、管理者側から見て、ITに詳しくないユーザーが特別に意識することなくデータレスPCを使っており、従来と同じ操作でデータ保全ができるようになった点について、大きなメリットだと感じているとのこと。

 あわせて同病院はPCの調達方法を見直し、購入からレンタルへの切り替えも行った。この際、OSをそれまで統一して採用していたWindows 7から最新のWindows 10へ移行し、セキュリティの向上を実現。さらに、横河レンタ・リースの支援のもと、ファイルサーバーやメールシステムなどのクラウド化、各拠点間のVPN環境構築なども実施し、PC環境の統一とクラウド化によって、資産管理での工数を削減している。

 現在は、85ライセンス分のFlex Work Place Passageと、65台のレンタルPCが導入されているとのことだ。