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モビンギ、安価なインスタンスの利用を自動化する「Spot Optimizer」がAzure環境に対応

 モビンギ株式会社は15日、クラウドコスト削減に効果的な低額インスタンスの利用を自動化する「Spot Optimizer」の機能をアップデートし、Microsoft Azureの「Low-priority VMs」に対応したと発表した。

 Spot Optimizerは、パブリッククラウドサービスの中から安価に活用できるキャパシティを自動検出し、継続的に利用できる機能で、パブリッククラウドの環境構築・運用を自動化するサービス「Mobingi ALM」のオプションとして提供されている。

 一方、同機能が今回対応したMicrosoft AzureのLow-priority VMsは、Azureの余剰容量を非常に低コストで利用できる仮想マシン。安価な代わりに、利用可能な容量がない場合には割り当てを解除されてしまう可能性があるため、バッチ処理や開発/テスト環境など、中断してもかまわないワークロードに適しているとされてきた。

 しかし、機能強化されたSpot Optimizerを利用すると継続的な割り当てを確保できるようになることから、ダウンタイムなくLow-priority VMsを利用可能になり、クラウドコストの削減を実現するとしている。