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モビンギ、安価なインスタンスの利用を自動化する「Spot Optimizer」がGCPにも対応

 クラウド構築・運用自動化サービス「Mobingi ALM」を開発しているモビンギ株式会社は22日、クラウドコスト削減に効果的なインスタンスの利用を自動化する「Spot Optimizer」の機能をアップデートし、従来対応していたAmazon EC2 スポットインスタンスに加え、Google Compute Engine プリエンプティブ仮想マシン(Preemptible VMs)にも対応したと発表した。

 Mobingi ALMは、パブリッククラウド上での環境構築と運用を自動化するSaaSソリューションで、6月20日にGoogle Cloud Platform(GCP)への対応も発表している。Spot Optimizerは、Mobingi ALMのプラットフォーム上で利用できる機能の一つで、自動的に安価なインスタンスを適応させることができる。

 モビンギでは、Google Compute Engineのプリエンプティブ仮想マシンは、通常インスタンスを使用する場合と比較して最大80%の費用を削減できる一方、連続稼働保証がなく有効期間が24時間と短いことから、日常的に使用することが難しい機能となっていたが、Spot Optimizerによって断続的な購入を自動化することで、プリエンプティブ仮想マシンを連続して利用することが可能になったと説明。

 Spot Optimizerを利用することで、AWSスポットインスタンス、GCPプリエンプティブ仮想マシンの自動的な適応が実現され、インフラエンジニアのクラウド運用負荷の軽減、パブリックサーバーのランニングコスト削減に貢献するとしている。