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モビンギ、マルチクラウドの運用を自動化するSaaS「Mobingi ALM V3」

 モビンギ株式会社は8日、クラウド自動化サービス「Mobingi ALM」の新版「同 V3」を11月22日より一般公開すると発表した。

 Mobingi ALMは、複数のパブリッククラウドの複雑なリソース管理を自動化する、DevOpsのためのSaaS型サービス。クラウドでのリソース調達から、開発環境の設定、プログラムの実行・更新、アプリケーション運用時のモニタリングやスケーリングまでの作業を自動化可能という。また、インフラエンジニアの手を煩わせることなく、“あらゆるエンジニアがExcelのような手軽さで利用できること”を目指しているとのこと。

 今回の新版では、まず、JSON(JavaScript Object Notation)やYAMLベースで記述されたテンプレートによって、プロビジョニング、コンフィギュレーション、クラウドアプリケーションのライフサイクル管理を設定可能にした。コードブロックによってインフラやアプリケーションを一度設定すれば、複数のクラウド基盤上で実行する際にも、スケーラビリティや可用性の担保をシームレスに行えるという。

 また、複数の異なるクラウド基盤上において、アプリケーション展開の統合的な管理を行えるように改善。さらに、組織内のメンバーにそれぞれの役割を割り当てるロールベースアクセス制御(RBAC)機能により、クラウド環境にあるデータリソースへのアクセス制御を可能にする。

 このほか、対応するクラウド基盤を増加させており、従来対応しているAmazon Web Services(AWS)とOpenStackに加え、SBクラウドの「Alibaba Cloud」、富士通の「FUJITSU Cloud Service K5」を新たにサポート。今後は、Microsoft Azure、Google Cloud Platformにも対応する予定とした。