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NECソリューションイノベータ、「GAP認証支援サービス」の最新版で「JGAP家畜・畜産物」「農場HACCP」の認証取得を支援

 NECソリューションイノベータ株式会社は8日、農業生産工程管理(Good Agricultural Practice:GAP)に取り組む生産者や生産者団体を支援するサービス「NEC GAP認証支援サービス」を強化し、同日より提供を開始すると発表した。

 NEC GAP認証支援サービスは、GAPに取り組む生産者を支援するサービス。農業生産活動に伴うさまざまな情報を、GAPの「点検項目」に関連付けて整理することにより、生産者の負担の軽減を図るとともに、農業生産活動とGAP認証・改善活動の両立を支援するという。

 サービス自体は2017年1月より提供されていたが、2017年3月に日本版畜産GAPとして「JGAP家畜・畜産物」の基準書が完成・公開され、同年8月に審査認証機関による認証がスタートした。また、2009年8月に公表されていた「畜産農場における飼養衛生管理向上の取組認証基準(農場HACCP認証基準)」への関心も高まってきているとのこと。

 そこで今回の新版では、JGAP家畜・畜産物と農場HACCPに対応したサービスを提供。それぞれの認証取得に取り組む生産者の農業生産活動と、認証取得・改善活動の両立をICTで支援する。

 具体的には、JGAP家畜・畜産物および農場HACCPの基準に対応し、畜種別の規範、附属書、飼養衛生管理基準を登録。両認証の取得に向けた取り組みを管理することで、生産活動と認証取得・改善活動の両立を支援する。また、両認証に関連する項目は一度の入力でデータが自動共有されるため、認証取得管理における入力作業などの負荷が軽減されるとのこと。

 さらに、農場HACCP認証を取得している生産者がJGAP家畜・畜産物の取得を目指す際に実施される差分審査を踏まえて、JGAP家畜・畜産物の中で審査が免除される管理点を「適用外」と自動的に表示変更する機能も備えている。

 1ユーザーID、ストレージ利用量1GBまでの場合、初期費用が7500円(税別)、基本料金が月1000円(税別)。NECソリューションイノベータでは、サービス提供開始後3年間で、500の生産者への導入を目指すとしている。