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協和発酵キリン、Oracle HCM Cloudでグループ会社の人材情報を一元管理

 日本オラクル株式会社と株式会社エクサは2日、協和発酵キリン株式会社が、日本オラクルの人材管理クラウドサービス「Oracle Human Capital Management(HCM) Cloud」を導入したと発表した。これにより協和発酵キリンは、国内外のグループ会社において、人材情報の一元管理と最適配置、人材マネジメントの強化を図るという。

 協和発酵キリンでは、事業を持続的に成長させていくためには人材が重要であると考え、HCM製品の導入を検討。人材の確保や育成のプロセスを把握するための分析支援機能など、さまざまな機能を備えていることや、既存システムのERPソリューション「Oracle EBS」とデータ連携などの親和性が高いこと、今後予定している全世界のグループ展開に向けて拡張性が高いことなどを評価し、Oracle HCM Cloudを導入した。

 これにより、グループ全体の人材情報が一元管理され、人材の可視化を実現。容易な人員配置転換、人材の確保や育成の効率化が可能になるという。なお従来は、グループ間で異なるシステムを利用していたが、これがOracle HCM Cloudに一本化されるため、システム運用コストの軽減も期待できるとしている。

 なお今回の導入では、システム選定から構築、稼働までをエクサが支援した。同社の選定理由としては、協和発酵キリンでのシステム構築および運用実績、Oracle EBSをはじめとする人事領域のシステム導入で豊富な経験とノウハウを持つこと、などが挙げられている。