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KCME、スマートデバイスを活用した現場支援クラウドサービスを強化

チケット管理機能やダッシュボードの追加で使い勝手を改善

 KCCSモバイルエンジニアリング株式会社(以下、KCME)は1日、クラウド型現場管理支援サービス「SmartBee(スマートビー)」の新機能を、同日より提供開始すると発表した。

 SmartBeeは、スマートデバイスを利用して現場の作業効率を高め、現場作業者と管理者とのコミュニケーション円滑化を支援する現場管理支援サービス。現場作業者はスマートデバイスからSmartBeeにアクセスし、あらかじめ登録されている作業項目に従って作業を実施。作業後は結果を入力したり現場写真をアップロードしたりすることにより、「現場の見える化」を図れるという。一方で管理者も、現場作業者からアップロードされた情報をリアルタイムに確認・承認することができる。

 今回の機能強化では、現場へ展開するドキュメントを、作業別(作業マニュアルなど)、物件別(図面、物件写真など)にアップロードできるようにしたほか、現場からアップロードを行えるファイル形式も拡大され、動画、音声、手書きサイン、360°カメラ映像を送信可能にした。

 また、現場への作業依頼に“チケット”という概念が導入され、点検や保守、調査、ラウンダー、災害状況報告など、これまで以上にさまざま業務への適用が可能になっている。

 さらに、さまざまな情報を分かりやすく確認できるダッシュボード機能が新設された。このダッシュボートでは、指定した条件(期間、担当、エリアなど)でのステータスや件数をグラフ表示することが可能なほか、開始/完了予定日を超過したチケット、異常のあったチケット、未読のお知らせ、スケジュールなど、現場作業者や管理者が知りたい内容が表示される。

 “グループ”という概念を導入することで、さまざまなプロジェクト体制に適用できる「グループ管理機能」、チケット単位で担当、承認、閲覧それぞれの権限をユーザーまたはグループに対して指定できる「権限設定機能」なども追加されている。

 このほか、REST API対応により、外部システムとの連携もやりやすくなったとのこと。

機能強化後の画面イメージ