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CTC、アジャイル開発推進のための共創スペース「アジャイルオフィス」開設

東京と豊田市の2カ所から

 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(以下、CTC)は30日、アジャイル開発推進のための共創スペース「アジャイルオフィス」を東京と豊田市(愛知県)に開設し、稼働を開始すると発表した。

 CTCでは2015年から、アジャイル開発を推進するポルトガルOutSystemsのローコード開発基盤「OutSystems」の取り扱いを開始するなど、アジャイル開発に対して積極的に取り組んできたが、それをいっそう推進する上では、顧客とエンジニアとの、より密な連携が必須となることから、関係者が一堂に会することができる、アジャイル開発に特化したワークスペースを開設することにしたという。

 今回開設されたアジャイルオフィスは、リモート接続することで、開発に携わるすべての関係者が同一の場所に集う“大部屋”をコンセプトにしている。

 東京の大崎オフィス内に開設された「THE AGILE TOKYO」は、アジャイル開発のビジネスと技術の中心拠点。豊田オフィス内の「the agile office」と常時接続する専用会議室に加え、複数のミーティングスペースを設けており、東京のエンジニアがアジャイル開発をリモートで支援するという。

 一方、豊田オフィス内に開設されたthe agile officeは、エンジニアだけでなく顧客にも訪問してもらうことで、同じスペースにて、迅速なアジャイル開発に取り組めるとした。また、会議室兼トレーニングルームの「OutSystems道場」で、顧客向けのセミナーや教育トレーニングも行う。

 なお今後は、2018年度に新設した「アジャイル開発推進チーム」を中心に、200名体制にアジャイルエンジニアを増やし、アジャイルビジネスの拡大に取り組む考えだ。また札幌、名古屋、大阪など、アジャイル開発ビジネスの拡大が見込める地域の拠点と、「THE AGILE TOKYO」の接続を予定している。